[自宅編●地震対策]今からもしもに備えよう!
今年で東日本大震災から10年になります。あの規模の地震は確実に起きるとされているのに、自宅で備えている人はとても少ない。
最近、また増えてきている地震に多くが恐怖しているのではないでしょうか。今回は、自宅でできる防災対策をご紹介いたします。
何をどのくらい備えればいいの?
備えるべきは、食料(水)、電気です。避難生活をする時には、インフラが回復しているとも限りません。東日本大震災では、電力の完全復旧に3ヶ月。被災三件のLPガス復旧は1ヶ月。水には一番時間を要し、95%回復するまで4ヶ月でした。
水編
被災した場合、一番重要なのは食料です。
なかでも食べ物よりも水が重要です。というのも、人間は水を飲まないで生きれるのは最大で7日(かなり厳しいと思います)しか生きることができませせんが、食べ物なしでは最大2ヶ月生きれるといわれています。
東日本大震災では、多くが14日(3日後)から水の配給を始めていました。では、人間は1日にどのくらいの水を摂取するべきなのでしょうか。
健康な成人は毎日、体重1キロにつき約35 mlの水が必要です。これは一般的なガイドラインに基づく最低限の量です。体重50キロの人は1.7リットル、60キロであれば2.1リットル、70キロでは2.4リットル、80キロなら2.8リットル必要ということになります。
3人家族だとしても2ダース分の備蓄が必要ということになります。
備蓄があるなしに関わらず、地震が起きた時にはまず風呂釜をいっぱいにしましょう。例えば縦50cm 横80cm 高さ60cmの風呂釜だとすると、50×80×60=240,000これをリットルにするため1,000で割って240L。
平均体重60キロの3人家族であれば、1週間は余裕を持って飲み水が確保できます。
電気編
震災のときに、必ずしも家族全員が一緒にいるとは限りません。携帯やスマートフォンなど連絡手段も地震発生からしばらくの間は使えなくなることが多いです。
このような状況が長期化すると、電力はどんどん消費されスマートフォンも使えなくなってしまい情報取得もできない状況になることも考えられます。
自宅での対策としては、大容量バッテリーがおすすめです。
充電だけでなく、電気ケトルや電子レンジも使うことができるので震災の時には役立つはずです。価格も1万円代で売っているのでお手頃かと思います。
他には、太陽光発電できるモバイルバッテリーがおすすめです。充電してつかうこともできるので、普段使いとしても利用できますし、震災時には太陽光で充電することで半永久的に電気を使うことができます。
自宅に安く防災設備を導入しよう
せっかく備蓄をしたり対策をしていても、ガラスが割れたり家自体が危険な場所になってしまったら元も子もないですよね。
・窓ガラスフィルム
もしガラスが割れてしまっても、散り散りになることはなくフィルムの中で割れるので安全になります。
最近のフィルムは、飛散防止はもちろんUVカット効果、暑さ軽減効果もあるフィルムがあるので単に地震対策でなくとも貼っている方もいます。
・突っ張り棒
逃げ道を塞いでしまわないためにも、食器棚や本棚は突っ張り棒で上から固定させておくと良いです。
阪神淡路大震災の時には、家具が倒れてきたことから亡くなったかたも多くいらっしゃいました。
特に、寝室にある家具で倒れそうなものは必ず対策をしましょう!
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