[4月1日更新]円安はこのまま加速するのか?

先日、ドル円は120円を超えるのかというブログを書きましてかなりご好評をいただきました。

興味のあるかたはこちら

3月の後半には日銀の「連続指値オペ」が実行されるなど為替に影響することが起きました。

今回はこれを含め円安が加速していくのかを解説したいと思います。

現在の円安の背景

もともと「アベノミクス」でのインフレ誘因はありましたが、2022年一番の為替への影響はウクライナ危機でしょう。 「アベノミクス」についてはこちら

ウクライナにロシアが侵攻していることで、NATO加盟国をはじめした世界各国がロシアからの輸入を行わないこととなりました。(ロシア経済に打撃をあたえるためです)

このことで、エネルギー算出が少ない&貿易赤字が最大化している日本円が売られることとなっています。

さらにもう1つの理由として、アメリカなどが政策金利を上げた一方で、日銀は政策金利を0%に維持しています。為替の世界では、金利の高いの通貨が買われる傾向があるのです。

連続指値オペとは??

日銀は長期金利(債権など)の上昇を抑えようと、3月29日から3日間「連続指値オペ」と呼ばれる措置に踏み切りました。

債権価格は価値が下がると利率があがります。

日本銀行は、長期金利を0%プラスマイナス0.25にしたい中、アメリカの政策金利があがったので日本の債権が売られ外貨に円が流出しているというわけです。

しかしながらこの効果は一時的でしかないです。債権を購入するということは日本全体に流すお金が増えるということです。なので長期的に見れば、さらなる円安を引き起こしかねないと考えられるからです。

今後の為替展望

日本がいまからできるパターンは2つあります。

1つ目は、このままインフレ誘因の政策継続パターンです。この場合は、かなりの円安が進む可能性があります。これは予想でしかないですが、このパターンの場合は株は高くなると思います。日銀の買い入れが継続されると考えられるからです。

2つ目は、政策金利を上げることが考えられます。つまり銀行からお金を借りるときに利子が高くなるということです。これでインフレ過熱を冷ますことが出来ます。 しかし、輸出大国の日本としては円安の方が貿易としてはいい。でもウクライナ危機で原油の値段が上がって結局コストが掛かってしまうというわけです。

上記2パターンのどちらに転ぶかがいまの焦点となっています。

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