[徹底比較]2022.3月更新!日経平均は3万円台まで行くのか
コロナウイルス、ウクライナ危機と世界を揺るがす数年が続いている中、不景気になるはずなのになぜ日経平均は続伸しているのか気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな今回は、過去を振り返りながら株価に影響を及ぼす要因について解説していこうと思います。
過去日経平均を振り返ろう
2007年から現在までの日経平均株価のグラフを用意しました。
そもそも、日経平均株価とは日本の代表する225個(東証1部からの)の企業の平均の株価を言います。
まず、気づく点は基本的に上昇傾向にあるということですね。これは、日本の成長と共に株価が上がっていると考えてよいでしょう。
また、右側の株価24000円あたりで横に直線を引いてみてください。ここで多く反発しているのがわかると思います。今年のウクライナ危機で日経平均は下がりましたが、やはりここで反発していますね。
そして、もう一点気になるのは2021年の初頭にかけての株価の上昇ですよね。このときは一体何があったのでしょうか。
1つ目は、コロナワクチンの有効性がわかり投資マネーが流入してきたこと。2つ目に当時のバイデン候補がトランプ大統領を下し、従来の経済政策が継続されるとの見方があったからと言えます。
ほかにも株価の上昇に起因してきたものはこのようなものがあります。
現在の株高の要因とは
現在の株高の最大要因は円安と言えるでしょう。
日経平均株価を構成する会社の中でも輸出企業が多くの割合をしめているので、円安によって輸出が上昇するとの見方が優勢と考えます。現在の円安を引き起こしている要因についてはこちら
トヨタ自動車などの輸出企業が多く買われていることからも頷ける理由ですね。
いつまで続伸する??
現在約28000円で高止まりしている日経平均ですが、ここを抜けると更なる上昇を続けるとの見方が多いです。というのも、下降していた2022年ですが2022.2.10日の株価を上回ることで投資家心理が上昇局面に入ると予想されるからです。
そうなった場合は3万円台まで上昇する可能性が出てきます。(今のままの政策金利であれば)
そして、日銀が利上げを発表しない限りは上昇を続けると考えます。いま現在の政策金利は0%で、いままでのいわゆる異次元緩和を継続しています。
では、いつ利上げするのかが焦点になりますよね。利上げするタイミングは日本のCPI(物価上昇率)が2%を達成もしくは同程度の物価上昇率があった時です。これは日銀も公式に言っていることなので間違いないでしょう。
利上げすることによってなぜ円安になるのかはこちら
2022年3月現在は、アメリカが利上げを急ぎ日本は据え置く形で円安になっています。ですが、日本も利上げすることによって円安が減速していくと考えられることから日経平均の上昇も減速していくと考えられます。
まとめ
日銀の会議は来月なのでまだしばらくは日経平均の上昇傾向は続くという考えが多いですが、日銀の利上げに伴ってそれは減速していくと考えられます。
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